愛知県豊田市は、指定緊急避難場所が浸水により使用できない場合など、災害の状況等に応じて最大で10施設の開設を想定するとして、「大規模な災害が想定され市から発表があった場合に限り一時的に駐車できる施設」を公表、「一時車両退避場所」は、「最大で7日間で閉鎖」するなどとしている……

P5 1 熊本地震で避難した場所(熊本県資料よりトヨタまとめ) 560x249 - トヨタ・豊田市連携の<br>「車中泊避難」支援<br>ハンドブック公開

 コロナ禍で分散避難が言われるようになって、感染リスクが少ない車中泊が災害時の避難場所(方法)として選択肢に入ってきた。車中泊の弊害として災害関連死に直結するエコノミークラス症候群が心配されるが、その対策を徹底したうえで、自治体には避難計画に車中泊を組み入れ、車中泊用の避難場所を確保し始めているところも増えているという……

P4 4 都道府県の防災・危機管理部局の女性職員 560x405 - 男女共同参画に向けて<br>骨太方針と防災フォローアップ

 内閣府男女共同参画局は6月14日、「2022年版男女共同参画白書」を公表した。男女共同参画社会基本法に基づき作成している年次報告書で、特集は「人生100年時代における結婚と家族~家族の姿の変化と課題にどう向き合うか~」としている。
 白書は特集冒頭、「わが国における男女共同参画が進んでいない」と指摘。この問題の背景には、家族の姿が変化しているにもかかわらず、男女間の賃金格差や働き方等の慣行、人びとの意識、さまざまな政策や制度等が、依然として戦後の高度成長期、昭和時代のままとなっていること……

 一般社団法人南三陸町観光協会は、東日本大震災及び”現在の南三陸町”についてリアルタイムで伝えるオンラインプログラム「ガイドと一緒に歩く南三陸オンラインスタディツアー」 を6月1日から提供開始している(有料)。
 同ツアーは、東日本大震災の経験を踏まえ、オンラインで学びの機会を提供するプログラム。東日本大震災を経験し学んだことや教訓、防災に関する知識などを伝えるとともに、現在の復興した町の様子を中継で見られるので、地域の自主防災組織の学びや企業研修、学校団体の震災学習などに役立てられる……

 アイリスオーヤマ株式会社(仙台市)は、東日本大震災での被災経験をもとに、また、昨今の防災意識の高まりを受けて、防災グッズの品揃えを強化している。
 このほど、新たに目隠しポンチョやメイク落としシートなど女性も安心して避難できるアイテムを揃えた「女性向け防災セット 50点」を、6月10日から全国のホームセンターやインターネットサイトを中心に発売開始している……

P1 日本全国の「災害リスクエリアの重ね合わせ図」(国土交通省資 560x306 - 助ける・助けられる防災、そして<br>「助かる防災」

 NHKニュースは去る6月3日、出水期を迎え、気象庁による線状降水帯予報が始まることにあわせ、「浸水リスク地域で増える住宅~一体何が…」という特集記事を打った。この特集は、毎年水害による犠牲者が出ている日本で、浸水リスクがある地域で人口が増えているというもので、背景に、農地が宅地に変わるなかで自治体による「規制緩和」があるというものだ。つまり、かつては水田が広がっていた地域に、いまは全国各地で多くの住宅が建ち並んでいるが、そうした地域の多くは「市街化調整区域」と呼ばれる場所だ……

P5 4 藤田医科大学 全景(同HPより) 560x395 - 藤田医科大 全学生を防災士に

 名古屋市に隣接する愛知県豊明市の藤田医科大学が、NPO法人日本防災士機構から研修機関の認定を受けたうえで、地域防災のリーダーとなる「防災士」研修を1学年約700人の学生の受講カリキュラムに組み込み、防災士養成を実施することを決定した。今年度から試験的に始め、2024年度から本格的に防災士研修を実施する。こうした取組みは全国でも珍しいが、日本一の病床数を誇る大学病院が同じ敷地内にあり、南海トラフ地震に備える県内の災害拠点病院を統括する「基幹病院」に指定されている……

P5 2 「被災者支援コーディネーションにより期待される効果」 560x115 - JVOADが<br>「被災者支援コーディネーション<br>ガイドライン」作成

 特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(以下略称:JVOAD、読み方:ジェイボアード。英語:Japan Voluntary Organizations Active in Disaster)は、「災害支援の文化を創造する」をスローガンに掲げ、災害時に支援の「もれ・むら」をなくすため、中間支援的な立場で現地の行政機関やNPO等をつなげる連携・コーディネーションを目的とした組織だ……

image しょぼろ納豆1 560x302 - 〈 復興わがまち ご当地ごはん! 〉<br> 【第67回】<br> 茨城県「しょぼろ納豆」

 茨城県は、北部が福島県、南部は利根川を境にして千葉県に接し、東は太平洋、西は栃木県と埼玉県に面しています。また、県内最高峰の八溝山(やみぞさん 1022m)から南下して筑波山に至る八溝山地や、宮城県から170㎞にも広がる阿武隈山地の山々、高笹山・花園山・和尚山が北側に連なっています。中央部からは関東平野の一部である常総台地が広がり、琵琶湖の次に大きい湖、霞ケ浦があります……

 6月に入り、出水期を迎える。出水期とは川が増水しやすい時期を言い、わが国では融雪の時期から、集中豪雨(梅雨)や台風の多い時期が出水期(6月〜10月)だ。国土交通省、気象庁は出水期に先立ち去る5月18日、住民の適切な避難の判断・行動につながるよう防災気象情報の伝え方の改善を発表した。主な取組みは次の4項目となる……

私たちも防災士です。

 防災士研修センターは「防災士制度」発足以来、全国各地で年間80回以上の研修を実施し、自治体や企業。個人でご参加された多くの受講生から高い評価と信頼を頂いております。防災士研修受講修了者のうち、約半数の方が当センターの研修を受講されています……

image 青森県津波想定を伝えるデーリー東北新聞 - 青森県 津波被害想定<br> 青森市が死者最多――<br>八戸市津波高26.1m

 青森県は去る5月20日、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震などが発生した場合の地震・津波被害想定調査の結果を公表した。
 調査は、発生が想定される複数の地震・津波のなかで地域ごとに被害が最大になる予測を組み合わせて積み上げた。発生時を「夏の正午」、「冬の午後6時」、「冬の深夜」の3ケースとして被害を算出。最大(最悪)想定で、冬の午後6時の発生で県内の死者は5万3千人にのぼり、昨年12月に国が示した試算を1万2千人上回った……