株式会社ダスキン(大阪府吹田市)が展開するレントオール事業(イベント総合サポートと各種用品のレンタルサービス)は、災害発生時に自治体の避難所開設に必要な施設衛生サービスと、約100種のレンタル商品を全国102拠点のネットワークを活用して敏速にサポートする『防災サポートサービス』の提供を、本年7月1日から全国拠点で開始している……

P5 2 インターラーケン奥地のラウターブルンネン(中央右手のU字谷) 560x437 - 【特別寄稿】川村匡由<br>「スイス・峡谷集落持続可能性<br>視察ツアーへのお誘い」

 「来年のことをいえば鬼が笑う」とはよくいったものである。まして新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)の収束の兆しがみえつつあるものの、なお予断を許せないなか、来年秋、小生を同行講師とするスイスツアーに参加され、限界集落化している日本の山村の活性化を考える国際比較はいかがなものかと考えている……

 千葉県では、県民や企業、市町村などと連携し、県全体の防災力が向上するよう多様な取組みを進めているところだが、その一環として、県民や企業が所有する「外部給電機能を有する車両(EV車等)」や「小型発電機」を事前に登録してもらい、災害時に避難所などで活用するボランティア制度を創設、災害時の「共助」に関心のある県民・企業などの登録を期待している……

P3 1 3Dマップでのデータの重ね合わせ 560x284 - 広島県 インフラ基盤「DoboX」<br>運用開始 全国初

 広島県では、公共土木施設等に関するあらゆる情報を一元化・オープンデータ化し、外部システムとのデータ連携を可能とするインフラマネジメント基盤「DoboX(ドボックス)」を6月28日から運用開始している。DoboXでは、浸水想定区域や土砂災害警戒区域などの災害リスク情報や、公共土木施設等の情報を、3Dマップや地図上で確認することができる。また、これまで行政内部で利用していた情報をオープンデータ化することで、県民や民間企業、研究機関など、誰でも利用することが可能となる……

image 橋梁のメンテナンス工事(AC2683452 m) 560x247 - インフラリスク<br>予防保全で最悪事態回避

 近年、いわゆる“インフラ”老朽化が大きな社会課題となっている。象徴的には、2012年の笹子トンネル天井板崩落事故や、2021年和歌山県紀の川に架かる水道橋崩落事故などの大きな事故があった。また、21年10月7日に首都圏で震度5強の揺れを観測した地震では、千葉県市原市の養老川にかかる水管橋の送水管から一時激しく水が噴き出した。管の継ぎ目部分で止水ゴムを固定するボルト6本が経年劣化で腐食しており、うち1本が地震で破断したためだった……

P4 1 「大雨の稀さ情報」例 560x311 - 『大雨の稀(まれ)さ情報』って?<br>地域での大雨の“稀”さがリスク要因

 『大雨の稀(まれ)さ情報』という名称の防災気象情報が登場した。『大雨の稀さ情報』は、近年の線状降水帯等による豪雨災害の激甚化を受け、出水期となる6月23日から試験配信が開始されている。これは、I-レジリエンス株式会社による防災情報配信サービスの第1弾で、I-レジリエンスは、国立研究開発法人防災科学技術研究所が……

image 東京電力報告書より「福島第一原子力発電所に襲来した津波の状況(5、6号機海沿い/固体廃棄物貯蔵所東側)」 560x159 - 原発事故で国 免責<br>⇒ 災害検証を考える

 東京電力福島第1原発事故の避難者らが国と東電に損害賠償を求めた4件の集団訴訟で、最高裁第2小法廷は去る6月17日、初めて国の責任を認めない判決を言い渡した。「現実の地震・津波は想定よりはるかに大規模で、防潮堤を設置させても事故は防げなかった」と判断したもので、裁判官4人のうち3人の多数意見。1人は国の責任を認める反対意見を述べた……

image はまぐりご飯 560x293 - 〈 復興わがまち ご当地ごはん! 〉<br> 【第68回】<br> 茨城県「はまぐりご飯」

 茨城県ではマグニチュード(以下、M)5~6の地震は断続的に発生していますが、M7.0以上の地震は数十年間発生していません。政府の地震調査研究推進本部のホームページ(以下、HP)茨城県の地震活動の特徴によれば、同県に被害を及ぼすのは、海で発生する地震(関東地方東方沖合や相模湾から房総半島南東沖のプレート境界付近で発生する地震)と、陸で発生する地震で、特に県の南西部では地震活動が活発だとのことです……

image 矢守克也氏の基調講演の模様(事務局提供) 560x327 - 「防災教育学会 第3回大会」

 「防災教育学会 第3回大会」が去る6月18日・19日、神戸学院大学ポートアイランドキャンパス(兵庫県神戸市)で開催された。同学会は2020年4月に創設された。今回が3回目の大会として大学教員・教育関係・学生などオンラインzoom公開も含めて当日は約150人が参加した……

私たちも防災士です。

 防災士研修センターは「防災士制度」発足以来、全国各地で年間80回以上の研修を実施し、自治体や企業。個人でご参加された多くの受講生から高い評価と信頼を頂いております。防災士研修受講修了者のうち、約半数の方が当センターの研修を受講されています……

 日本防災士機構から「功労賞」表彰を受けた愛媛県の「防災リーダークラブ」は、短期集中講義「環境防災学」で防災士資格を取得した大学生団体。2015年の結成以来、松山市と連携して、地域の地区防災計画づくりなどの自主防災活動や、小学校、中学校での防災教育などの活動を続けている……

P3 3 大澤サユリさん(日本防災士会)が代表して受賞挨拶 560x309 - 日本防災士機構<br>2022年 防災士功労賞を表彰

 防災士制度を推進する認定特定非営利活動法人 日本防災士機構は去る6月23日、2022年防災士功労賞の表彰式を東京都千代田区の憲政記念館代替施設会議室で行った。
 同表彰制度は日本防災士機構がとくに功績のあった防災士団体・個人等を対象とするもので、今回は5団体・3個人が選考され受賞(副賞として各10万円)した……