「令和6年能登半島地震を踏まえた災害対応検討ワーキンググループ(WG)」(主査:福和伸夫・名古屋大名誉教授)が半年で10回に及ぶ精力的な検討を行い、去る11月26日、報告書をまとめ坂井学防災担当相に手交し、公表……


 愛媛県で防災士の資格を取得した人の数は10月末時点で2万4835人で、これまで最も多かった東京都(2万4742人)を上回り、全国最多となった。また、人口10万人あたりで見ても愛媛県が1861人、次いで大分県が1229人、高知県が948人と愛媛県が最も多い。愛媛県はそのホームページで、「防災士数全国1位達成に関する中村時広・知事 記者発表」(防災危機管理課)を公開。元松山市長を務めた中村知事は……

 国と東京都は連携して2000年12月に『災害に強い首都「東京」形成ビジョン』を公表、これを踏まえて、首都・東京の大規模洪水等による壊滅的な被害の発生を回避できるよう「高台まちづくり推進方策検討ワーキンググループ」を設置した……


 国土交通省国土技術政策総合研究所(国総研)と国立研究開発法人建築研究所(建研)による令和6年能登半島地震における建築物構造被害の原因分析を行う委員会の「中間とりまとめ」が公表された。木造建築物、鉄筋コンクリート造等建築物、基礎地盤、鉄骨造建築物等の被害の特徴と要因の分析、分析を踏まえた対策の方向性をとりまとめた……


 温暖化を背景に大雨による浸水被害が頻発するなか、堤防越水や決壊などの状況や、周辺地域の浸水状況を速やかに把握することが求められている。国土交通省ではこうしたニーズに対応するため小型、長寿命かつ低コストで、堤防や流域内に多数の設置が可能な「ワンコイン浸水センサ」を大量に製造、広範囲かつ必要に応じて緻密に設置し、それらからの情報を収集する仕組みの構築が有効ということで、2022年度から実証実験を始めている……

 アウトドア事業を行う株式会社ヤマップが、2024年度グッドデザイン賞の金賞(経済産業大臣賞)を、「YAMAP 流域地図」で受賞した。「YAMAP 流域地図」は、私たちが暮らす場所を行政区分ではなく、水の流れを基礎とした“流域”で表現した地図で、山・川・街・海を含めた大地の広がりである流域を、地図上で視覚化……

 米国大手旅行雑誌『コンデナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)』誌が2024年10月1日に発表した読者投票ランキング「リーダーズ・チョイス・アワード」の米国版、および英国版で、「世界で最も魅力的な国」として日本が2年連続で第1位に選出された。また、同誌の米国版ランキングでは人口50万人以上の大都市部門「世界で最も魅力的な大都市」で、東京が第1位(昨年第2位)に選出……

 国土交通省が、居住者の命を守る観点から基本原則とする住宅の耐震化をさらに進めるための方策と、やむを得ず本格的な耐震改修等を行うことができない場合でも、地震からのリスクを低減することが考えられる方策を含めて普及することを目的として、「木造住宅の安全確保方策マニュアル」をとりまとめ公表……


 東京都立中央図書館は、2024年度は「防災」をテーマに公開講座「東京の災害に備える」を11月30日午後2時から午後4時10分まで開催する。講座では、地震と水害の被害例を踏まえた防災の取組みや、日頃からできる災害への備えについて、図書館の活用を交えて紹介……


 東京都の東部や埼玉県の一部を流れる荒川のうち、岩淵水門付近から下流の約22kmは、洪水から首都圏を守るため人工的に開削され、1930(昭和5)年10月12日に完成した「荒川放水路」だ。水が通されて本年で100年となるのに合わせて、東京都北区では記念のイベントが開かれた……