デンカアステックの
「浸水防止機能付き土台水切り」
日本初のフェイズフリー「床下浸水対策資材」の検証施設・公開
■ 生活再建の大きな負担となる床下浸水
近年、梅雨や台風に加え、局地的なゲリラ豪雨の増加により、住宅の浸水被害は深刻化している。特に床下浸水は、住宅被害の大半を占めるにもかかわらず、一定水位未満では火災保険の補償対象外となるケースも多く、生活再建の大きな負担となっている。


デンカアステック株式会社(東京都港区)はこうした現状に対し、5月の水防月間に合わせ、防災住宅研究の第一人者であり、国内・海外の大規模災害現場を調査してきた(一社)防災住宅研究所代表理事・児玉猛治氏との対話をきっかけに開発された日本初(*同社調べ。フェーズフリーに対応した浸水防止機能付き土台水切りとして)となる床下浸水対策資材「ダムアーマー」の実証施設見学、および「災害と水」をテーマにした報告を5月28日に開催した。
同製品は、住宅の浸水経路の中でも見落とされがちな「土台水切り」に着目し、平常時は通気機能を維持しながら、浸水時には自動的に通気経路を遮断することで、床下浸水を未然に防ぐ新たな仕組みだ。
デンカアステック社は、約70年にわたる雨どい製造の実績と雨水の集排水に関する専門技術をもとに、「災害時に人が動けない」という現実を前提とした防災のあり方を追求し、床下への浸水量が最も多いとされる「土台水切り」からの浸水を防ぐ特殊資材の開発に成功した。
「大きな災害に直面すると、人は思うように動けなくなる」という数多くの現場を見てきた児玉氏との議論から生まれたのが、平常時と災害時で使い分けないフェイズフリーという概念を取り入れた、新たな住宅防災へのアプローチだ。

■ 土台水切りとは?
「土台水切り」とは、外壁と基礎の間に設けられる水切りで、雨水が基礎内に侵入するのを防ぐ。通気工法ではこの部分から空気を取り込み、壁内の湿気を逃がす通気層の起点にもなる。
住宅の外壁と基礎の境界全周に取り付けられる建材で、多くの木造住宅に採用されているが、日常では空気を取り込み、湿気を逃す通気口である反面、大雨により水が溜まってくると、床下に水が入ってくる経路になってしまうため、床下浸水被害の大きな原因となっている。

デンカアステック社が開発した浸水対策資材「ダムアーマー」は、一度設置すれば平常時でも非常時でも、なにもしなくても浸水対策ができるフェーズフリー製品として、浸水対策「土台水切り」を日本で初めて実現した。
ダムアーマー内の特殊な膨張資材が、内水氾濫時には水を吸収するため、自動で膨張し、床下への浸水を防ぎ、一度水に浸かっても、中の特殊膨張を交換すれば再び浸水に備えることができる。火災保険に入っていても保険適用外になる床下浸水の高さまでをおおよそ対策することができるという。
デンカアステック:日本初のフェイズフリー「床下浸水対策資材」の検証施設・公開実験見学会
〈2026. 06. 05. by Bosai Plus〉
