防災を身近に 2024年1月17日発売決定
株式会社Casie(京都市下京区。以下、「Casie」)は、運営する絵画レンタルサブスクリプションサービス「Casie」(カシエ)に参画するアーティストの作品をデザインした消火器「アートな消火器」を2024年1月17日に発売決定したと公表した。
アートをあしらった消火器は、これまでの隠しておきたいデザインの消火器とは一線を画し、生活を彩るアートの力で、身近に置いて目をなごませる消火器で、防災をもっと身近にし、もしものときの備えとしても即座に機能することをめざしているという。
![消火器なのに見せたくなる<br>「アートな消火器」 P6 1 アートな消火器 - 消火器なのに見せたくなる<br>「アートな消火器」](https://www.bosaijoho.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/P6-1_%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AA%E6%B6%88%E7%81%AB%E5%99%A8.jpg)
総務省消防庁による『2022年版消防白書』によると、発生した建物火災の55.9%が住宅火災で、最多。主な原因としては、たばこやコンロ、電気機器からの出火が多くなっている。火災が起きてしまったとき、被害を最小限に抑えるために大事なのが、早い段階で火を消す「初期消火」だ。初期消火に最も多く使用されているのは消火器で、成功率は75.7%(東京消防庁管内のデータ(2019年中))となっている。
万が一火が出てしまった場合にも、消火器を使うことで大惨事を防げる可能性が高まる。ただし、使用率は18.9%と低く、必要なときに十分活用しきれていないのも現状。消火器の備え次第で、初期消火の明暗は分かれるということだ。オーソドックスな消火器といえば、学校や公共施設などに置かれている真っ赤なおなじみのもの。住宅用消火器は基本的には普段は目につかない場所に隠してしまっている。
しかし、いざという時にすぐ取り出せる場所にあってこそ、本来の消火器の役割を果たすことができるのは言うまでもない。さらに言えば、普段から目に付く場所に消火器を置いておくことで、自然と防災意識を持つことにもつながる。
Casieでは、「アートな消火器」は購入した金額の一部がアーティストに還元される仕組みを採用。消火器を手にすることで、アーティストの新しい制作活動をサポートすることができ、国内の文化芸術の発展にも寄与するとしている。
![消火器なのに見せたくなる<br>「アートな消火器」 P6 2 インテリアにフィットする消火器 - 消火器なのに見せたくなる<br>「アートな消火器」](https://www.bosaijoho.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/P6-2_%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B6%88%E7%81%AB%E5%99%A8.jpg)
Casie:消火器なのに見せたくなる「アートな消火器」1月17日発売決定
〈2023. 12. 20. by Bosai Plus〉