防災士におなじみ、甘中繁雄さんが監修、
木原 実さん推薦!
NPO法人日本防災士機構理事でNPO法人日本防災士会常任理事・事務局長の甘中(かんなか)繁雄さんが監修する『そのとき、どうする?―ただちに命を守るとっさの行動マニュアル―』を株式会社大和書房(東京都文京区)が去る2月22日に発刊、ただいま好評発売中だ。
甘中さんは、兵庫県西宮市の出身で、阪神・淡路大震災では自宅が被災した。これを原体験として、当時構想が結実しつつあった「防災士制度」設立に参加。それから25年、現在は日本防災士機構理事、日本防災士会常任理事・事務局長として防災士制度の推進に尽力していて、数かずの災害現場での調査活動やボランティア活動をもとに、全国各地で「防災研修」を企画・実施し、地域の減災に貢献する「防災士」の育成に取り組んでいる。また、自治体や企業での防災講演会、避難所開設訓練や、国が進める地区防災計画の作成支援など、防災教育や訓練に積極的に取り組み、減災社会の実現に向け活動していて、全国累計約20万人に及ぶ防災士にはおなじみの顔でもある。
新型コロナウイルス感染症の流行がいま、わが国はもとより世界中を揺るがしているが、忘れてはならないのは、わが国ではいつ起こっても不思議はない巨大地震や気象災害(大雨・台風・竜巻、河川氾濫、土砂災害など)、さらには噴火災害などの自然災害、そして火災や山での事故、水難などだ。
感染症流行は長期にわたる可能性があるが、そのなかで、自然災害や事故が重なるという複合災害への想像力も保っておくべきだろう。
![防災士の新刊 『そのとき、どうする? ―ただちに命を守るとっさの行動マニュアル―』 P6 1 甘中繁雄『そのとき、どうする?』 - 防災士の新刊 『そのとき、どうする? ―ただちに命を守るとっさの行動マニュアル―』](https://www.bosaijoho.net/wp/wp-content/uploads/2020/04/P6-1_%E7%94%98%E4%B8%AD%E7%B9%81%E9%9B%84%E3%80%8E%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%80%81%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%99%E3%82%8B%EF%BC%9F%E3%80%8F.jpg)
本書では、「あなたは72時間生き延びられますか?」(経過時間72時間を境に生存率が激減し得ることから、救助側は72時間以内の救出をめざす)をキーワードに、大切な命を失わないために、「知っておきたい65のこと」(ポイント)をわかりやすく解説している。
なお、本書の帯に、「日本テレビお天気キャスターでおなじみの木原実さん推薦!」とある。木原さんは甘中さんが運営にかかわった防災士講習で防災士資格を取得し、その後、木原さん自身も防災士研修講座で講師を務めるようになったというご縁がある。
価格:1300円(税別)
![防災士の新刊 『そのとき、どうする? ―ただちに命を守るとっさの行動マニュアル―』 P6 3 「72時間の壁」 - 防災士の新刊 『そのとき、どうする? ―ただちに命を守るとっさの行動マニュアル―』](https://www.bosaijoho.net/wp/wp-content/uploads/2020/04/P6-3_%E3%80%8C72%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AE%E5%A3%81%E3%80%8D.jpg)
>>大和書房:甘中繁雄 監修 『そのとき、どうする?―ただちに命を守るとっさの行動マニュアル―』
〈2020. 04. 02. by Bosai Plus〉