名古屋大学-減災館

名大(減災館)と連携、2年にわたって高校生防災リーダーを育成

県内の高等学校30校(名古屋市立、私立、県立)から各校生徒4名、教員1名、計150名が防災リーダーの“特訓”!

 愛知県は、甚大な被害が予測される南海トラフ巨大地震や各地で発生している豪雨、台風、土砂災害等の大規模災害に対して減災を行うため、人材育成により防災力を高めることが必要として、2018年度から県内高校生を対象に、防災リーダー育成のための2年間の本格的な教育プログラム「高校生防災セミナー」を実施している。

 これは、愛知県教育委員会、国立大学法人名古屋大学(減災館)、愛知県防災安全局が連携するもので、自然災害に対する知識の理解や技術の習得などによる防災対応能力の向上とともに、災害時には積極的にボランティア活動へ参加しようとする心を育て、学校や地域の防災力向上に貢献できる防災リーダーの育成を図ろうというもの。

 セミナーの講義は名古屋大学の福和伸夫教授による「日本文化と災害」をはじめ、各専門分野から「地盤災害」、「海溝型地震」、「海と災害(津波と高潮、防波堤と防潮堤)」、「活断層と内陸地震」、「内水氾濫、外水氾濫、集中豪雨等」、「気象予警報への対応(雨・風・雷等)」、「防災・減災とまちづくり・建築デザイン」、「災害時の避難行動」、「災害時の医療」、「災害と消防団」などと多彩・多岐にわたる。名大教授、准教授による講義のほか、名古屋大学減災館(防災・資料センター)のガイドツアーもある。

 また、認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード、特定非営利活動法人あいち防災リーダー育成支援ネットも協力、「災害図上訓練(DIG)」、「避難所運営ゲーム(HUG)」、「災害とボランティア」など、防災の各分野にわたるカリキュラムとなっている。

名古屋大学-減災館
「高校生防災セミナー」会場となる名古屋大学「減災館」は2014年に完成。減災社会の実現のために一般市民に開かれた施設だ Photos by M.Takashima

 受講者は、県内の高等学校30校(名古屋市立、私立、県立)から各校生徒4名、教員1名、計150名で、受講期間は2カ年。

(1)9期校(2018年度及び2019年度参加校)名古屋市立名古屋商業高等学校、大同大学大同高等学校、大成高等学校、名古屋南高等学校、春日井工業高等学校、春日井商業高等学校、江南高等学校、一宮興道高等学校、津島高等学校、知多翔洋高等学校、阿久比高等学校、豊田工業高等学校、岡崎工業高等学校、安城高等学校、一色高等学校

(2)10期校(2019年度及び2020年度参加校)名古屋市立桜台高等学校、愛知高等学校、名古屋高等学校、愛知総合工科高等学校、名南工業高等学校、東郷高等学校、丹羽高等学校、一宮工業高等学校、津島北高等学校、東浦高等学校、豊田高等学校、安城農林高等学校、知立高等学校、渥美農業高等学校、宝陵高等学校

 本年度は7月22日に、新たに参加することとなった15校を対象に初回の講座が行われた。8月22日と、12月25日に、昨年度参加の高校生との合同講義がある。最終日(12月25日)には前年度からの参加者との意見交換会、修了式を設ける。

>>愛知県教育委員会:「高校生防災セミナー」を開催

〈2019. 08. 06. by Bosai Plus

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