防災士功労者表彰で

理事会・総会――
防災士17万人
 さらなる拡充と活動環境の整備が課題
 事業計画重点事項に「防災士をどう活かすか」

 特定非営利活動法人日本防災士機構の理事会・通常総会が去る6月21日、東京都千代田区の憲政記念館で開催され、議案の2018年度事業経過報告・決算報告、監査報告、および2019年度事業計画案、定款の変更案、役員の交代が原案どおり承認・決定された。

 同理事会では冒頭、髙田恒理事長が「平成は大災害が続いた時代」とし、「2003年に防災士が誕生してから16年間で17万人を超える防災士を輩出した。昨年単年度で初めて2万人を超える防災士が誕生し、防災士養成が地域防災力の拡充に直結している」とし、「機構として防災士のさらなる拡充を図るとともに活動環境を整えていきたい」とした。

 2019年度事業計画・重点事項では、防災士養成事業の拡大・拡充に加えて、養成カリキュラムの見直し、啓発シンポジウム・講座の実施、危機管理産業展など大規模展示会への参加、他の組織・団体との情報交流・連携強化を図ることなどが示された。また、防災士活動の事例集の作成や防災士の”活かし方”など、防災士支援拡充策の検討も重点事業となった。

2018年度防災士表彰で記念撮影に臨む受賞防災士(団体を含む)のみなさんと日本防災士機構役員
2018年度防災士表彰で記念撮影に臨む受賞防災士(団体を含む)のみなさんと日本防災士機構役員

●2団体、3個人に「防災士功労賞」表彰を授与

 理事会・通常総会に引き続いて「2018年度防災士表彰授与式・レセプション」が行われた。防災士表彰では、國松孝次会長が2団体、3個人に「防災士功労賞」表彰を授与した。
 同表彰制度は、防災士としての活動や社会貢献活動で大きな功労があった防災士個人または防災士のグループ・団体を顕彰するもの。

▼2018年度防災士表彰「防災士功労賞」受賞者(50音順)

① 佐伯市防災士会女性部(大分県)
 73名の部員が各地の老人会や幼稚園・児童館で防災啓発・指導に当たっている

② 佐藤志行(岩手県)
 元一関市消防本部消防長の経験を活かし、持続性のある防災啓発活動に取り組む

③ 徳島県南部地区郵便局長会(徳島県)
 すべての郵便局長が防災士資格を取得して地域での防災啓発活動に取り組む

④ 藤井 勉(山口県)
 自治会や小学生とその家族などに対して毎年約40~50回の啓発活動を継続して行う

⑤ 藁谷俊史(福島県)
 防災講演、各種訓練指導、テレビ・ラジオ番組出演など多方面にわたって活動

防災士表彰祝賀レセプションで、黒田武一郎・総務省消防庁長官は、「常備消防が16万人、消防団員が84万人、加えて防災士17万人というのは大変大きな地域防災の”塊(かたまり)”。令和の時代は高齢化と人口減少のなかでの大災害が想定されるが、公助の限界が指摘されるなかで、自助・共助を理念とする防災士の尽力に期待している」とエールを送った
防災士表彰祝賀レセプションで、黒田武一郎・総務省消防庁長官は、「常備消防が16万人、消防団員が84万人、加えて防災士17万人というのは大変大きな地域防災の”塊(かたまり)”。令和の時代は高齢化と人口減少のなかでの大災害が想定されるが、公助の限界が指摘されるなかで、自助・共助を理念とする防災士の尽力に期待している」とエールを送った

 表彰状授与式の後、表彰受賞者を囲んでレセプションが行われ、各受賞者から防災士としてのそれぞれの取り組みについて報告が行われ、また来賓として出席した黒田武一郎・総務省消防庁長官も祝辞とともに防災士への期待を述べた。

>>日本防災士機構:2018年度防災士表彰の受賞者が決まりました

〈2019. 07. 04. by Bosai Plus〉

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です