滋賀県の第1回目は過去の水害に関する記事でした。今回は滋賀県付近で発生した地震について見ていきたいと思います。記録に残るもっとも古いものは貞元1年(976年)の山城(京都府南部)、近江(滋賀県)で発生したマグニチュード(以下、M)6.7以上の地震です。死者は50名以上で家屋全壊が多く、京都の寺社でも倒壊した所が多かったようです(彦根地方気象台 滋賀県に被害をもたらした地震参照)。文治1年(1185年)の地震はM7.4と規模が大きく、琵琶湖西岸断層帯の活動とされています……

 滋賀県は日本のほぼ中央に位置し、総面積4017.38平方㎞のうち約半分の2044.64平方㎞が林野面積です(滋賀県ホームページ、以下HP 県内市町のデータ参照)。1000m級の山々に囲まれた盆地で海には面していませんが、約1/6の面積を日本最大の湖である琵琶湖が占めています。人口は140万8669人(令和4年1月1日現在)と、全国で26位です……