縁のある自治体、応援したい地方自治体に寄付をすると、“寄付のお礼”として特産品などがもらえる「ふるさと納税」。返礼品はその地の名産・特産品のイメージが強いが、「防災用品」を返礼品とする自治体が増えている。それというのも、防災用品、備蓄はだれしも必要と思いながら購入する動機づけがなかなかできないいっぽう……


 河川が氾濫する大規模水害や土砂崩れ、がけ崩れなどは大きな災害であり、その対策はハード面の多くを行政の「公助」に頼ることになる。ひるがえって私たち市民の「自助・共助」としては、浸水が想定される地区や避難経路・避難所など(浸水の深さ、標高なども)を示した「浸水ハザードマップ」の活用、そして防災気象情報や、雨域・河川水位情報をいつでも入手できる法を知っておくなど、ソフト面の対策が重要だ。
 ただ、“日常災害としての水害”を考えると、少なくとも床下浸水防ぐ個人・企業レベルでの「土のうの備え=“ハード対策”」が欠かせない……

「DIC」と聞くと、出版関係やデザイン、グラフィック、ファッション、インテリア業界では色見本帳DICカラーガイドを思い浮かべる。このカラーガイドの発売元は少し前までは大日本インキ化学工業としておなじみだったが、その大日本インキは今日、世界的なファインケミカルメーカー・DIC株式会社(東京都中央区)と改名。DIC社は、170以上の子会社とともに60を超える国と地域で事業を展開するグローバル企業になっている……


 コロナ禍が続くなか、災害時の避難所での密集空間での感染防止や避難者たちのプライバシー確保、ストレスの軽減などの課題解消に向けて、株式会社サガシキ(佐賀市)はダンボール、パッケージ製造のノウハウを活かした『ハコデカグ』シリーズを開発し、2020年6月から株式会社Amazing Day(東京都港区)を通じて販売してきた……


 一般社団法人防災安全協会主催「災害食大賞©2021」のエントリー受付が始まった。昨年の「災害食大賞©2020」はコロナ禍でやむなく中止となったが、本年はエントリー部門として、①うまみ部門、②アレルギー対応部門、③新製品・セット部門に加えて、新たに新しい日常備蓄として普及してきた④ローリングストック部門、⑤缶詰部門を設けて実施する……


 JAXAが、株式会社ワンテーブルと企画・運営を行う「BOSAI SPACE FOOD PROJECT」(BSFP)、その災害備蓄食版「BOSAI SPACE FOOD」(BSF)の第1弾プロトタイプ「BSF1.0」がこのほど、一般向けに提供開始された。
 JAXAの共創型研究開発プログラム「J-SPARC」の一環として、ワンテーブルと企画・運営を行う「BSFP」は……

 「クックパッド」と言えば、「毎日の料理を楽しみにする」というミッションのもと1998年3月にスタートした料理レシピ投稿・検索サービスだ。現在の投稿レシピ数は約315万品、国内では月間約5400万人が利用しているという。
 そのクックパッドを運営するクックパッド株式会社の監修による『在宅避難で役立つ食まわりの知恵から日ごろの備えまで〜クックパッド 防災レシピBOOK』がこのほど発刊された……

 農林水産省は去る3月7日、各家庭で食料の備蓄に無理なく取り組むための啓発ガイド「災害時に備えた食品ストックガイド」と「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」(いずれも冊子)を制作して公表、また、「家庭備蓄ポータル」を立ち上げた……

 わが国の外国人受け入れの本格化、インバウンド観光の活性化に伴い、災害時の外国人支援が大きな課題となっている。「やさしい日本語」の活用や防災啓発の動きが活発だが、とくに在住外国人が増え、在留が長期化することで、逆に防災での彼らの主体的な役割が期待されることにもなる……