今回は東北に甚大な被害をもたらした「東日本大震災」と、山形県の被災状況について取り上げます。2011年(平成23年)3月11日14時46分、三陸沖を震源にしたマグニチュード9.0、最大震度7の「東北地方太平洋沖地震」が発生しました。この地震は国内の観測史上最大級の規模となり、震度5強以上を記録した地域は以下のようになりました……

 わが国で最も注視されている地震で兵庫県にも大きな影響を与えるのが南海トラフ巨大地震です。30年以内の発生確率が70~80%、地震規模はマグニチュード(以下、M)8~9クラスが想定されています。巨大地震となる可能性が非常に高いため、事前に被害を具体化させて対策を強化しなければなりません。内閣総理大臣を長として内閣府に事務局を置く「中央防災会議」の下に、2012年(平成24年)、「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」が設置されました……

 1995年(平成7年)1月17日早朝5時46分、歴史的大地震が発生しました。兵庫県淡路島北部を震源とする「兵庫県南部地震」です。マグニチュード(以下、M)7.3、最大震度は当初6と発表されましたが、その後震度7と訂正されました。これは当時の震度階級0~7(8段階)のうち震度6までは計測震度計で観測が可能でしたが、震度7は現地調査をしなければならず判定に時間を要したためです……

 防災集団移転とは、危険な区域にある住宅がまとまって、災害発生前に高台などへ移転・移住すること。東日本大震災で独立行政法人都市再生機構(UR、以下「UR都市機構」)が特例として同事業の代行を認められたことから、その経験・実績を背景に、人員などに余裕がない市町村の委託を受けてUR都市機構が事業を代行するという……


 佐賀県は地理的に台風の影響を受けやすく、一級河川の筑後川やその支流の氾濫も発生しやすいため歴史的には水害対策を防災上の重要なポイントとして捉えてきました。他方で地震による被害は少なく、大きな地震もあまり発生していません。しかし近年、九州地方での地震が相次ぎ、県でも耐震化を始めとする地震への防災対策を強化しています……

 「BOSAI-TECH イノベーション創出プロジェクト」が仙台市と福島県の主導で本格化している。プロジェクトは、「BOSAI産業」(災害救援・予防関連産業)のイノベーションを刺激し、東日本大震災からの復興を支援するための「RBC地域ビジネス会議)プロジェクト」の一環で、仙台市ではこれを、「最終的には地球規模の災害リスクの軽減にも貢献する可能性がある」として推進している……

 今回ご紹介する佐賀県は福岡県と長崎県に挟まれた10市10町を有する穏やかな気候の県です。佐賀県ホームページ(以下、HP)の「佐賀県の紹介」にもあるように朝鮮半島まで200㎞と近く、昔から大陸の文化が流れ込んでくる地域でした。県鳥はカササギで別名カチガラスと呼ばれ、天然記念物に指定されています。一説には豊臣秀吉の文禄・慶長の役で朝鮮に出兵した鍋島藩主が「カチ・カチ・カチ」と鳴くこの鳥を見て縁起が良いと持ち帰り、保護したのが始まりと言われています……