高潮・高波による浸水被害からの
的確な避難判断情報を提供
国土交通省は、「気象業務法及び水防法の一部を改正する法律」が施行される2026年5月29日にあわせ、全国初の「高潮予報海岸」として、「富山湾沿岸」(黒部市・入善町・朝日町)を指定すると発表した。
「富山湾沿岸」では、かねてより度重なる高潮・高波被害を受けており、2008年2月24日に低気圧により発達した高波により、富山県東部の下新川海岸沿岸の3市町(黒部市・入善町・朝日町)では、死者1名、重・軽傷者15名、住宅全・半壊11棟など、甚大な被害が生じた。

「高潮予報海岸」とは、水防法に基づき国土交通大臣が指定を行う海岸で、高潮によって重大な損害を生ずるおそれがある海岸が指定される。「高潮予報海岸」の指定により、今後はこれまで以上に高潮・高波による浸水被害からの的確な避難判断情報が提供され、今後も引き続き全国の各海岸の指定手続きが進められるという。
国土交通省では予測モデルや観測技術の開発を行い、潮位に波の打上げ高を加味した予測を可能とした。今後、指定した海岸において、国土交通省、気象庁、都道府県が共同して、波の打上げ高を加味したより精緻な高潮予報を行うとしている。
国土交通省:全国初の高潮予報海岸として「富山湾沿岸」(黒部市・入善町・朝日町)を指定
〈2026. 06. 03. by Bosai Plus〉
