流域のだれもが水害対策に取り組むきっかけに
国土交通省では、気候変動の影響により水災害の激甚化・頻発化が懸念されるなか、河川管理者が主体となって行う河川整備等の事前防災対策を加速化させることに加え、流域に関わるあらゆる関係者が協働して、様々な施策を総動員し水害対策を行う「流域治水」を進めている。
「流域治水」とは、堤防の整備、ダムの建設・再生などの対策をより一層加速するとともに、氾濫域も含めて一つの流域としてとらえ、地域の特性に応じて、
①氾濫をできるだけ防ぐ、減らす対策、
②被害対象を減少させるための対策、
③被害の軽減、早期復旧・復興のための対策
――これらを、ハード・ソフト一体で多層的に進めようというもの。
そこで、一人でも多くの市民に「流域治水」への理解や親しみをもってもらうことを目的に、公募作品のなかから、流域治水のシンボルとなるロゴマークを決定。このロゴマークを、全国各地で「流域治水」を広く周知・PRするための広報活動に活用していくという。
〈2024. 04. 09. by Bosai Plus〉