応用地質 葉山町と防災システム構築へ連携協定

 応用地質株式会社 (東京都千代田区)は、土砂災害から住民を守る新たな防災システムの構築を目的に、神奈川県葉山町と連携協定を締結、実証研究を開始した。
 実証研究を通して、応用地質が開発した「斜面変動検知センサ」と「土砂ハザードモニタリングシステム」を葉山町の土砂災害危険斜面に設置・運用し、土砂災害の予兆の早期検知の有効性を検証し、住民の適切な避難行動につなげる最適な周知方法の確立をめざす。

P5 3 応用地質「斜面変動検知センサ」 - 土砂災害予兆早期検知と<br>住民避難に向けた実証研究
応用地質「斜面変動検知センサ」の概念図

 葉山町内では土砂災害レッドゾーン区域が132箇所もあり、同町全人口のおよそ6%の住民が同区域に居住している。現在葉山町では、気象庁の土砂災害警戒情報等に基づく避難情報を全町民に向けて発信しているが、住民の逃げ遅れなどを防ぐためには、住民自身が土砂災害の危険性を適時適切な方法で把握し、早期避難行動につなげる新たな防災体制の構築が喫緊の課題だ。

応用地質:葉山町と新たな防災システム構築に向けた連携協定

〈2022. 08. 16. by Bosai Plus

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