政令指定都市の防災中核拠点施設 市民の活用も期待

 大阪府堺市の「堺市総合防災センター」(堺市美原区阿弥)が完成、4月1日プレオープン、15日にグランドオープンする。堺市でも南海トラフ地震や上町断層帯地震など大規模災害の発生が懸念されることから、堺市総合防災センターは防災に関する中核拠点施設となる。
 消防職・団員の教育・訓練、地域の連携強化・地域防災を担う人材育成、大規模災害時に全国からの応援部隊の集結場所として、また、備蓄支援物資の集積配送拠点など、自助、共助、公助の連携による地域防災力の向上を図り、災害に強い政令指定都市の形成を推進する。

P3 3 大阪府 堺市総合防災センター、4月オープン - 「堺市総合防災センター」、<br>4月オープン
「堺市総合防災センター」の外観(堺市HPより)

 敷地面積約2万平方m。施設は、防災啓発施設のほか水難救助訓練棟、総合訓練棟、災害活動支援棟、救助訓練棟など。正面エントランスには樹齢800年のオリーブの木、周囲には桜の木も植えられ、テラス席付きカフェや、キッズスペース、授乳室を完備し、市民の見学を歓迎している。来館料無料、無料駐車場あり(大型バス可)。

大阪府堺市:堺市総合防災センター、4月オープン

〈2022. 04. 08. by Bosai Plus

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