ウィズコロナの時代の地球温暖化への処方箋
 11月24日に発売

 2018年の西日本豪雨、19年の房総半島台風、東日本台風、そして20年に九州を中心に襲った7月豪雨――本紙は機会あるごとに、ここ十年ほど毎年起こる大規模水害の年次リストを紹介してきた。言うまでもなく、気象災害の激甚化は極めて深刻な問題となっている。こうした事象が、「地球の温暖化傾向」の影響を受けているらしいことは、「地球温暖化」説をしぶとく否定する一部研究者にとっても否定できないだろう。
 これまでであれば何十年に1回とみられるレベルの風水害が毎年のように襲い来る確率は、ますます高まってきている。

 もとより、山地が多く、人びとの生活や経済活動の拠点が沖積平野に集まる日本では、地形の制約を受けて、治水インフラが他の先進国に比べて脆弱な水準にある。11月24日に日経BP社から発売予定の本書「水害列島日本の挑戦」では、防災や減災において山積する課題と、その課題を乗り越えるために必要な取り組みについて、日本を代表する治水の専門家たちが分かりやすく解説する。

P6 1 日本経済新聞社・刊『水害列島日本の挑戦』 - 【 新刊 】日経BP社<br>『水害列島日本の挑戦』
11月24日に発売される「水害列島日本の挑戦」(気候変動による水害研究会(著),日経コンストラクション(編) )

 これからの水害リスクを踏まえ、ハード、ソフトの両面で日本のインフラがあるべき姿を社会に提示した同書には、図や写真が豊富に使われていて、建設行政や設計や施工といった建設生産、維持管理などインフラに関わる仕事に従事する人、地域防災にかかわる人、そして一般の人にもわかりやすい内容となっている。

 水害は、高齢化・人口減少・過疎化に向かうわが国にとって、社会的な面でも経済的な面でも、巨大リスクになる。本書は、国民がこのリスクとどのように向き合い、どのように乗り越えていくのかを改めて考える際の一助となるはずだ。

▼11月24日発売、価格:2420円(税込み)
>>日経BP社:水害列島日本の挑戦 ウィズコロナの時代の地球温暖化への処方箋

〈2020. 11. 15. by Bosai Plus

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