特集は「連続する災害」 VS.
「防災意識社会の構築」

 政府は去る6月12日、「2020年版防災白書」を閣議決定・公表した。特集は、「連続する災害 ~防災意識社会の構築に向けて~」で、2019年台風第15号・第19号など一連の大雨災害の 概要と対応、検証のほか、住民の避難行動対策、南海トラフ巨大地震、地球温暖化による激甚 災害の多発傾向などへの防災対応について記述している。

2020年版防災白書「特集」タイトル」ページより
2020年版防災白書「特集」タイトル」ページより

 また、本編第1部「わが国の災害対策の取組みの状況等」で、「新型コロナウイルス感染症への対応」にも触れた。避難所での感染拡大を防ぐ観点から、「『避難』とは『難』を『避』けること、安全な場所にいる人は避難場所に行く必要がない」、「安全な親戚・知人宅も避難先となり得る」など、自治体への適切な助言や支援に努めているとしている。

 防災白書は、政府が防災について行った施策の記録をとり、今後なにを行おうとしているかを国会に報告するための法定報告書。1959年伊勢湾台風をきっかけに、防災は政府が組織的・継続的に取り組むべき課題になり、1961年の災害対策基本法が制定され、その規定に基づいて1963年から防災白書の発行が始まっている。
 国民は、わが国の防災の方向性を知り、連携して地域防災の実践活動に活かせ、また豊富な資料・データを活用できるので、ぜひ内容を知っておきたい。

>>内閣府防災情報:2020(令和2)年版防災白書

〈2020. 07. 01. by Bosai Plus

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です