震災伝承看板「子どもたちの命を救った道(三陸沿岸道路 釜石山田道路)」

東日本大震災の教訓を後世に伝え、
希望と復活を甦らせるツーリズムへ

 東日本大震災の教訓を後世に伝える「震災伝承施設」登録制度は2018年度に創設され、申請に基づき震災伝承ネットワーク協議会(構成機関:東北地方整備局、青森県、岩手県、宮城県、福島県、仙台市)が登録を行っている。
 「震災伝承施設」とは、東日本大震災から得られた実情と教訓を伝承する施設で、次のいずれかの項目に該当する施設が該当する。
①災害の教訓が理解できるもの
②災害時の防災に貢献できるもの
③災害の恐怖や自然の畏怖を理解できるもの
④災害における歴史的・学術的価値があるもの
⑤その他(災害の実情や教訓の伝承と認められるもの)

>>震災伝承施設

P5 1 震災伝承看板「子どもたちの命を救った道(三陸沿岸道路 釜石山田道路)」 - 「震災伝承施設」を訪問・応援しよう
震災伝承看板「子どもたちの命を救った道(三陸沿岸道路 釜石山田道路)」。施設説明には次のようにある。「大槌湾からの巨大津波により、釜石市の鵜住居小学校、釜石東中学校両校とも被災しました。児童・生徒ら約560人は地震発生後直ちに避難を開始。保育園児たちを助けながら三陸沿岸道路釜石山田道路などへ避難しました。その後、この児童・生徒たちは、釜石山田道路を走るトラック運転手らにより、当時避難場所として利用されていた旧釜石第一中学校へと移動できました。この釜石山田道路は避難路として使われただけでなく、道路流出などにより通行不能となっていた国道45号の迂回路として人や物資の移動に利用され、地域の孤立を回避しました」

 「震災伝承施設」のカテゴリは3つに分類され、「第1分類」は上記の①〜⑤の要件を満たすもの、「第2分類」は第1分類うち、公共交通機関などの利便性が高い、近隣に有料または無料の駐車場があるなど、来訪者が訪問しやすい施設。「第3分類」は第2分類のうち、案内員の配置や語り部活動など、来訪者の理解しやすさに配慮している施設。
 これまでの「震災伝承施設」登録総数は、初回登録時点(2019年3月28日)で192件、その後、8件の追加が行われ、200件となっていたが、去る2020年1月30日、震災伝承ネットワーク協議会が仙台市で開催され、新たに申請のあった「震災伝承施設」への追加登録施設24件を決定、これにより登録総数は224件となった。

 今回追加された「災害伝承施設」の内訳は、青森1件、岩手6件、宮城10件、福島7件。登録施設リストと位置図は、下記URLで確認できる。

>>震災伝承施設 一覧

 2020年度は、東北地方でさまざまな学会や国際会議などが開催され、参加者が数千人規模のものもあり、同協議会では今後、震災伝承施設を訪れてもらえるよう取り組んでいく。青森県から福島県にかけて点在する震災伝承施設を「3.11 伝承ロード」として訪れやすい環境づくりに力を入れ、道路沿いに施設の案内表示を設置するほか、学校や企業向けに防災教育のプログラムを提供する。また、カーナビゲーション用の地図をつくる業界団体「日本デジタル道路地図協会」とも協力、カーナビにわかりやすい表示ができるようになど、産学官の連携を強める方針だ。
 ダークツーリムズならぬ“希望と復興のツーリムズ”を志してほしい。

>>震災伝承ネットワーク協議会:「震災伝承施設」登録制度について

〈2020. 02. 21. by Bosai Plus

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