火山本部・火山調査委員会が9月25日、国内111活火山の噴火リスクがどれぐらい差し迫っているかの評価を公表し、重点的な調査研究・評価が必要な火山として8火山を選定。硫黄島(東京都)、桜島、薩摩硫黄島、諏訪之瀬島(いずれも鹿児島県)、焼岳(長野・岐阜県)、岩手山(岩手県)、口永良部島(鹿児島県)を、さらに八幡平(秋田・岩手県)も、現状を把握するために必要な調査研究が不十分だとして選ばれている……


 本年4月1日付で文部科学省に「火山調査研究推進本部」(「火山本部」)が新たに設置され、同時に「8月26日を『火山防災の日』」とすることが発表された。国民の間に広く活動火山対策についての関心と理解を深めることを目的としている。「8月26日」は、1911(明治44)年、浅間山に日本で最初の火山観測所が設置されて観測が始まった日で、気象庁では4月1日、「火山防災の日」特設サイトを開設した……