この冬は強い寒気がたびたび流れ込み、日本海側や北陸では大雪や猛吹雪となっています。福井県は過去に何度か大雪に見舞われており、その代表的な災害が通称「三八豪雪」と「五六豪雪」です。
 日本は冬になると大陸北東部からの冷たい空気が高気圧として日本列島へ押し寄せ、一方日本上空は西に低気圧が発達する「西高東低の気圧配置」つまり「冬型の気圧配置」となります。気象庁ホームページ・災害をもたらした気象事例「昭和38年1月豪雪」によれば、昭和37年(1962年)12月~昭和38年(1963年)2月は冬型の気圧配置が続く中で前線が通過したために降雪量が多く、1月31日には福井市で福井地方気象台観測史上最高の213cmの積雪となりました……