合同会社サットワンが“発行” 防災士の活動などを多角的視点で

 「東京防災情報誌」というユニークな“WEBメディア”がある。「東京防災情報誌」は、「私たち次第で未来は変わる。」をキャッチフレーズに、「今、この瞬間をあなたの手で安全に。」をメッセージとして掲げ、インタビュー動画を主として、体験に裏づけられた情報と災害時に実践的に使える知識を発信している。具体的には、首都直下型地震への備えを中心に、防災士の活動や公助組織の情報など、多角的な視点からわかりやすく情報を届けるものだ。

P6 1 東京防災情報誌WEBより - 「東京防災情報誌」<br>WEBメディアとして動画を主に発信
東京防災情報誌WEBより

 「東京防災情報誌」を“創刊・発行”するのは、合同会社サットワン。これまで、「東京防災情報誌 YouTubeチャンネル」で、災害の記憶と復興の知恵を未来につなぐことをめざして、「かたりびと」というテーマで被災体験者の一般市民インタビュー動画を公開してきており、そのなかには日本テレビ気象予報士・木原実氏による、被災経験がない立場からの防災普及啓発の難しさやエンタメ性の必要性を語ったものもある。

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東京防災情報誌WEBより「特集」メニューバナーの一部
P6 2 東京防災情報誌WEBより「かたりびと~片岡幸壱氏」(YouTubeより) - 「東京防災情報誌」<br>WEBメディアとして動画を主に発信
東京防災情報誌WEBより「かたりびと~片岡幸壱氏」(YouTubeより)

 また、本紙特約リポーターを務める防災士・聴覚障がい者の片岡幸壱氏も出演、中学2年生時に阪神・淡路大震災を神戸市で経験・被災した様子を次のように語っている。
 (地震直後)「家の中の状況は惨憺たるもので、食器棚が倒れ、ガラスが割れ、床には破片が散乱。冷蔵庫が倒れ、テレビが落ち、まるで映画のセット。物が飛び散る中、私の大切な補聴器が手元に飛んできたことをいまでも運命的に感じます」。

合同会社サットワン:「東京防災情報誌」

〈2025. 04. 08. by Bosai Plus

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