トイファクトリーの3製品がフェーズフリー認証を同時取得
ハイエースベースのキャンピングカー製造台数で国内首位、FIAT DUCATO(フィアット デュカト)ベースのキャンピングカー販売台数でインド&アジア太平洋地域No.1という株式会社トイファクトリー(岐阜県可児市)が、マルチパーパスモビリティ「MARU MOBI」、水を使わないトイレ「clesana C1ポータブルスリム」、「clesana X1」の3製品で、一般社団法人フェーズフリー協会のフェーズフリー認証を同時取得した。

このうち、地方自治体や民間企業に向けて提案する多目的防災車両「MARU MOBI(マルモビ)」は、業務用車両として日本初のフェーズフリー認証製品(*一般社団法人フェーズフリー協会調べ/2026年9月認証取得時点)。
● 「MARU MOBI」――平常時は地域で活用、災害時は被災地で支援拠点
「MARU MOBI」は内閣府推進の主要政策の一つ「災害に強い国づくり」に向けて注目される“平時活用、有事機能発揮”を形にした車両で、トヨタ/ハイエースをベースに、脱着式のシートや家具、トイレを用途に応じて組み替えられる汎用性の高さが特長だ。フェーズフリー設計で、その活用方法は移動手段はもとより、人員・物資輸送、さらには会議室、救護室、イベント拠点、防災拠点、仮設トイレ設備、トイレカーにも活用できる。
実際の活用例としては、平常時には、高等学校で選挙の投票所として(岐阜県可児市)、地域イベントで救護室として活用(岐阜県可児市)。災害時には、トイレを2基搭載したトイレカー支援(石川県珠洲市)、被災地支援従事者の休憩場所(熊本県八代郡)に。
「MARU MOBI」は、安全性を確認した脱着式シートと床・壁面のレール、着脱可能な家具の組み合わせで、工具を使わず車内構成を変更でき、非常時にはその可変性を生かして、ニーズに応じて役割を転換できる。日常の使いやすさが、そのまま非常時の対応力につながるフェーズフリー性の高い多目的車両として評価された。

● フェーズフリー認証製品「clesana C1ポータブルスリム」
トイファクトリーは、水や化学薬品を使わず、衛生的に排せつ物を密閉処理できる次世代トイレ「clesana(クレサナ)」の日本総代理店でもある。「clesana」は水を使わないため、断水時にも使用できる点が特長。匂いや液体漏れを防ぐ特殊加工フィルムでの密閉が衛生的で、処理後のパックは家庭ごみとして廃棄でき、高い実用性が評価され、災害対策、BCP対策トイレとして活用されている。災害時は、車に載せればトイレカーになる。
C1ポータブルスリムは、コンセントに差し込むだけで使用でき、設置場所の移動も簡単なため、さまざまな現場で活用しやすいトイレだ。平常時は移動事務所や屋外仮設トイレ、医療機関(各地の放射線医療病室など)や介護施設での利用として、災害時や断水時には避難所、災害支援現場でのトイレとして、幅広いシーンで活用可能だ。
● 「clesana X1」――モバイルタイプの水を使わないトイレ
「クレサナX1」は、排泄物を使用ごとにフィルム内へ熱圧着して個別に密閉し、臭気や衛生面、処理時の心理的負担を軽減する。日常では、介護施設や在宅療養のベッドサイドなど必要な場所へ設置でき、利用者に合わせた高さ調整と簡単なフィルム装着により、本人と介助者双方の負担を抑える。非常時にも、電源を確保することで、断水下の避難所や在宅避難において使い慣れた排泄環境を維持できる。日常の尊厳と介助のしやすさが、そのまま非常時の衛生と安心につながり、ポータブルトイレとして評価できる。

トイファクトリー:業務用車両として日本初 「MARU MOBI」水不要トイレ 計3製品がフェーズフリー認証を取得
〈2026. 10. 08. by Bosai Plus〉
