ウェザーニューズ
1kmメッシュの高解像度「熱中症情報」を提供
熱中症対策を支援―
警戒アラート通知と予報で危険を回避、学校や企業 導入拡大
株式会社ウェザーニューズ(千葉市)では、今夏も個人向けおよび法人向けに熱中症対策を支援するサービスの提供を始めている。4700万ダウンロードのお天気アプリ「ウェザーニュース」で、気象庁と環境省で運用が開始された熱中症警戒アラートをプッシュ通知で受け取ることができる(無料)。
「熱中症情報」では、1kmメッシュの高解像度で48時間先まで1時間ごとの熱中症危険度と、週間予報を確認できる。熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高くなると予想される日の前日17時頃と当日朝5時頃に発表されるため都道府県ごとに1日2回の通知となるが、「熱中症情報」では自分のいまいる場所や確認したい地点について、ピンポイントで危険な時間帯を把握できることが特長で、事前の対策や予定の変更などに役立つ。

また「熱中症情報」では、48時間先まで1時間ごとの熱中症予報と、7日先までの週間予報を、1km四方で確認できる。一般的に熱中症危険度のランク分けは全国一律だが、同社は熱中症患者搬送者数とWBGTとの関係を分析し、時期・エリアによる熱中症の発生傾向を考慮した独自の熱中症危険度を6ランク(“ほぼ安全”、“注意”、“警戒”、“厳重警戒”、“危険”、“非常に危険”)で表示。
熱中症警戒アラートの発表基準である暑さ指数33℃以上は「非常に危険」となり、熱中症警戒アラートよりも詳細に危険な時間帯と場所が確認できる。
さらに、24時間先までの熱中症リスクを250mの超高解像度でマップ上に表示し、どこでいつ危険なのか、熱中症リスクをひと目で把握できる「熱中症レーダー」も便利だ。
法人向け気象情報サービス「ウェザーニュース for business」では、企業の拠点やイベント開催場所の熱中症情報のアラート通知を複数のスタッフで同時に受け取り、最新情報を各自で確認できる。花火大会や音楽フェスなどで、早めに対策を取ることができる。


さらに熱中症リスクを詳細に把握したい場合には、現場の暑さ指数を1分ごとに算出する高性能気象IoTセンサー「ソラテナPro」も有効。「ウェザーニュース」アプリで熱中症予報と合わせて確認でき、利用者の基準を超えた場合はプッシュ通知やメールで一斉に知らせる。
学校の体育や部活動の実施判断、建設現場の作業員の熱中症対策などで導入が進んでいて、暑熱順化を行うなど早めの暑さ対策に有効だ。
〈2025. 05. 07. by Bosai Plus〉