畳屋さんの一大避難所支援プロジェクト
――「畳は 場も気持ちも温かくしてくれる」
内閣官房「国土強靭化」ホームページの「民間による先進事例」として、災害時に避難所に5日以内に新品の畳を無償提供する取組みを進める「5日で5000枚の約束。」プロジェクト実行委員会が紹介されている(下図版参照)。

2013年4月に発足したこのプロジェクトはもともとは神戸市の畳店が呼びかけたもので、今日に至っては全国47都道府県に517の協力店がこの取組みに参加している(2025年2月4日現在)。
全国の自治体と防災協定を締結し、災害時にプロジェクト側が無償で指定された集積所へ2日以内に畳を集め、発災3日目以降5日以内に自治体が指示する各避難所に提供する。
体育館の半分に畳を敷き詰めるのに約200枚が必要と想定し、5日以内に計5000枚を提供して、避難所の冷たい床での生活の辛さを少しでも和らげることをめざす。令和6年能登半島地震では約1200枚を提供。「畳は場も気持ちも温かくしてくれる」と喜ばれた。
〈2025. 04. 21. by Bosai Plus〉