『できることから始める』
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環境省は、地方公共団体向けに『できることから始める「気候変動×防災」実践マニュアル』を去る3月21日公表した。気候変動によって変化する気象災害等のリスクを周知し、気候変動を考慮した防災施策を推進する目的で作成されている。
環境省は2020年6月30日に内閣府とともに、気候変動対策と防災・減災対策を効果的に連携して取り組む戦略として、「気候危機時代の『気候変動×防災』」を公表。「実践マニュアル」はこれを受けたもので、全国的な取組みとすべく主に自治体職員と、気候変動を考慮した防災施策の実現に協力する市民を対象に、各分野の政策に「気候変動×防災」を組み込み、政策の主流にしていくことが主眼。
内容構成は、先進事例を参考に基本的な考え方や取組みを進めるうえでのポイントを整理。基礎編・実装編・体制構築編・資料編の構成。なお、マニュアルでは、気候変動によって激甚化、頻発化が懸念されている暴風、竜巻、豪雨、豪雪、洪水、土砂災害、高潮、熱波、渇水によって生じる被害(及びこれらの被害によって発生する可能性がある二次被害を含む)が対象で、地震、津波、火山噴火は対象外。
「気候変動×防災」戦略の主な柱は、気候変動による影響と適応・緩和を考慮した災害対策と復興の計画。復興については気候変動への適応を進める「適応復興」(例:災害ハザードエリアに立地する住宅の移転促進施策など)を提唱している。
環境省:『できることから始める「気候変動×防災」実践マニュアル』の公表
〈2024. 04. 22. by Bosai Plus〉