「東日本大震災での外国人犠牲者数を、
誰も把握していない」…
![三浦英之・著<br>『涙にも国籍はあるのでしょうか』 P6 2 三浦英之・著『涙にも国籍はあるのでしょうか』(新潮社刊) - 三浦英之・著<br>『涙にも国籍はあるのでしょうか』](https://www.bosaijoho.net/wp/wp-content/uploads/2024/03/P6-2_%E4%B8%89%E6%B5%A6%E8%8B%B1%E4%B9%8B%E3%83%BB%E8%91%97%E3%80%8E%E6%B6%99%E3%81%AB%E3%82%82%E5%9B%BD%E7%B1%8D%E3%81%AF%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B%E3%80%8F%EF%BC%88%E6%96%B0%E6%BD%AE%E7%A4%BE%E5%88%8A%EF%BC%89.jpg)
数々の賞に輝くルポライターが初めて知った事実があった――「東日本大震災での外国人犠牲者を誰も把握していない」。震災後の東北を今も取材し続けるルポライター・三浦英之氏が“把握されていない被災者”をたどって現地を訪ね歩き、出会ったのは、はかない日常を凛と生きるひとたちの姿だった。
三浦英之氏の最新作のテーマは、津波で亡くなった外国人と、彼らの記憶を胸に生きる人々――新刊『涙にも国籍はあるのでしょうか』が2月21日、新潮社から刊行される。三浦氏はこれまで、開高健ノンフィクション賞、2021LINEジャーナリズム賞、第10回山本美香記念国際ジャーナリスト賞など数々の賞を受賞してきたルポライターだ。
外国人の彼らは、なぜ日本に来たのか、日本ではどのように暮らしていたのか。そして、彼らとともに時間を過ごした人々は、震災後、どう生きて来たのか……。新聞記者(朝日新聞)として、大きな災害に見舞われた地を取材し続けてきた著者だからこそ触れることのできた人生行路と人間の強さ、あたたかさを描く1冊。
・定価 1925円(税込)
〈2024. 02. 26. by Bosai Plus〉