千葉県内防災士の活躍の場が広がる
日本防災士会千葉県支部(2021年3月設立。支部長:濱本武將、210名所属)が去る10月9日、千葉県ケーブルテレビ協議会(加盟5社)と「日本防災士会千葉県支部と千葉県ケーブルテレビ協議会の連携協力に関する協定」に調印した。同支部による放送メディアとの協定締結は千葉テレビ放送、NHK千葉放送局に続き3例目。
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協定は、災害時に地域住民のすばやい避難など的確な防災行動につなげるため、平時および有事の際に、千葉県支部に所属する防災士からケーブルテレビ各社へ情報提供を行うネットワーク構築を目的としたもの。具体的には、台風の接近や大雨が予想される場合など、地域の「事前の備え」に役立つ情報提供などを行うほか、台風や大雨、地震、津波、火山噴火などの「災害発生時の地域の状況」、被災後の各地域の「被害状況や必要とする支援」に関する情報の提供などを千葉県内のケーブルテレビ各社と連携し実施していく予定。
千葉県が位置する房総半島は地震に加えて風水害、竜巻被害などを受けやすい地形でもあり、また都市化と同時に高齢化が進んでいて、上下水道や電気、ガスなどへの生活依存度が高いだけに、県民、行政の防災士の地域防災活動への期待は大きい。
同協定を締結したことで、日本防災士会千葉県支部は、より地域に特化したきめ細かな情報を提供するとともに、千葉県内の防災士の活躍の場を広げ、防災士の知見を地域のために活かす取組みを進めるとしている。
日本防災士会千葉県支部:千葉県ケーブルテレビ協議会と連携協力協定を締結
〈2023. 11. 17. by Bosai Plus〉