みらクルTV:梧陵翁生誕200年記念番組『稲むらの火』(YouTubeより)

『稲むらの火』のトーチリレーを
若い世代につなげる…

早大学生企画による『稲むらの火』交流会、みらクルTVで開催

 2020年は、「濱口梧陵翁生誕200年」となる。濱口梧陵は、1820(文政)3年6月15日、和歌山県広村(現・広川町)に生まれている。

>>和歌山県広川町:令和2年(2020)は、濱口梧陵翁生誕200年

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和歌山県広川町「濱口梧陵翁生誕200年」ロゴ

 和歌山県広川町では梧陵の偉業を記念して、本年、各種イベントを企画したが、新型コロナウイルス感染症により、その多くは中止となっている。いっぽう、梧陵および『稲むらの火』の防災・復興の精神を若い世代につなげる試みが、去る11月6日、「梧陵翁生誕200年記念番組『 稲むらの火』」と題してオンラインで行われた。

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みらクルTVで開催された「梧陵翁生誕200年記念番組『稲むらの火』」の導入画面(YouTubeより)。出演者は(敬称略/下写真左から右の並び順)、伊藤和明(元NHK解説委員)、中林一樹(都立大学名誉教授・首都災ウィーク実行委員会代表)、中西優樹(デフパペットシアターひとみ)、にわちえこ(人形劇団わにこ)、関島秀樹(稲むらの火の歌 作詞作曲)、 木谷正道(みらクルTV代表)、司会は藤原吏沙、児島 正、ほかゲスト
P5 3 みらクルTV:梧陵翁生誕200年記念番組『稲むらの火』主な出演 組み写真 609x1024 - 梧陵翁生誕200年記念番組<br>『稲むらの火』

 同番組企画は、早稲田大学創造理工学部4年・藤原吏沙さんの「『稲むらの火』の防災・復興に向けた教訓のバトンを自分たち若い世代がどう受け継ぐかを一緒に考える場にしたい」との思いから具体化した。藤原さんは、国内外で子どもたちへの防災教育支援を行う早稲田大学理工公認サークル・早大防災教育支援会「WASEND」で活躍、いま卒業を控え、後輩の学生たちに「『稲むらの火』の“灯り”を手渡そうという趣旨。この趣旨に賛同して、各方面で活躍する有志が参集した。

 同イベントの“舞台”は、コロナ感染拡大を受けて本年4月に開局した日本初の双方向オンラインTV局「みらクルTV」(木谷正道・代表)。「みらクルTV」は、ZOOMテレビ会議、YouTube、WEBサイトを連携、幅広いネットワークによる多彩なコンテンツを提供する。
 木谷正道代表は、阪神淡路大震災直後に中林一樹氏(現・東京都立大学名誉教授)と首都防災研究会を立ち上げ、2013年には中林氏とともに「首都防災ウィーク」(中林一樹・首都防災ウィーク実行委員会代表)を発足させるなど、防災へのかかわりが深い。今回企画にも中林一樹氏が駆けつけ、メッセージを発信した。

 藤原さんを補佐してサブ司会の役を担ったのは、児島 正さん(元・安田火災兵庫業務部)。児島さんは旧職で神戸市勤務のときに阪神・淡路大震災に遭い、九死に一生を得た。本社からの救援物資を抱えて被災地を駆け回り、その惨状に驚愕する。そのなかで、凍りついていた子どもたちの表情がとある人形劇を見て笑顔を蘇らせたことに感動した。
 その後、防災教育の名作『稲むらの火』を知った児島さんは、人形劇の発信力で『稲むらの火』の教訓をより効果的に伝えられると確信、人形劇としての『稲むらの火』のプロデューサーとして大きな役割を担うことになる。子どもの心に灯された『稲むらの火』は親の心、大人の心にも灯り、救える命の輪を広げていく――『稲むらの火』のトーチリレーはつながっていく。

 「梧陵翁生誕200年記念番組 『稲むらの火』」は、下記リンクからYouTubeで視聴できる。「『稲むらの火』のトーチリレー」を継いでほしいところだ。

>>みらクルTV:梧陵翁生誕200年記念番組『稲むらの火』(YouTube)

〈2020. 11. 16. by Bosai Plus

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