国土交通省は本年(2019年)3月、全国の街路・まちづくり担当者等が一堂に会する初めての全国会議「第1回 全国街路空間再構築・利活用推進会議」を開催した。この会議は、街路空間再構築・利活用に向けた取組みを全国に広げることを目的とする愛称「マチミチ会議」と呼ばれ、第2回「マチミチ会議」が来年・2020年1月24日に神戸で開催される……

 特定非営利活動法人地理情報技術研究所(東京都新宿区)は、2019年台風19号による長野市千曲川の洪水被災地区に対する調査を2019年10月15日~11月27日に行い、12月6日にその結果と分析を発表した。それによると、台風19号による長野市千曲川の洪水被災地区は、長野市洪水ハザードマップと見事に重なり合い、ハザードマップの重要性が立証されたとしている……

 災害時に子どもの命を守りたい、子どもたちの「生き抜く力」を育みたい、そういう思いから企 画され、誕生した第1回「全国子ども防災作文コンクール」(毎日新聞社後援、日本防災士会協力) の表彰式が8日、東京・千代田区の全国町村会館で開かれ、最優秀賞など小中高生16人の作品 が表彰された……

 新たなビジネス展示会「気候変動・災害対策Biz(第1回 環境・再エネ・レジリエンス展)」が 去る12月4日〜6日の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。これは気候変 動を抑止するための環境・再生エネルギー技術のほか、災害に対するレジリエンス(復元力・ 回復力)を高める防災・減災ソリューションを一堂に集結させようという新しいコンセプトの第 1回の展示会で、日本経済新聞社と日経BPの共催。同展示会は「SDGs Week」として「社会イ ンフラテック2019」、「エコプロ2019」と同時開催し、相乗効果を図った……

 ご無沙汰しております、大塚環です。今年の7月7日のご当地ごはん「第40回 沖縄県 ヒラヤーチー」以来、5カ月ぶりの連載復活です! 事情により一時休載もあり得ますが、基本的に毎月7日に掲載いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。ご意見、ご感想などもお待ちしております〜。

 南鳥島近海で10月6日に発生した台風第19号(以下、19号)は、12日19時頃に日本の伊豆半島に上陸しました。6日の発生時は996 hpa(ヘクトパスカル)でしたが、進路を西から北へと変えて8日には915 hpa、最大風速55m/sの猛烈な台風に発達し、日本上陸時でも945 hpa、最大風速40~45m/sの大型で強い勢力を保った台風でした……

 国はいま、長期ビジョンとして「Society5.0」実現による日本再興を掲げている。「Society5.0」とは、「狩猟社会」「農耕社会」「工業社会」「情報社会」に続く、人類史上5番目の新しい社会を意味し、様々な分野のデータが垣根を超えてつながるデータ連携基盤を整備して、組織や分野を超えたデータの利活用等を通じて新たな価値の創出をめざそうというものだ……

 工学院大学建築学部の研究グループ(後藤治教授、田村雅紀教授、村上正浩教授)と、能美防災株式会社は、茅葺き屋根など伝統的建造物における発災時の延焼防止・燃焼抑制効果を持つ「高粘度液体」を用いた消防技術を産学共同で開発した。
 このところ、世界遺産「首里城跡」の上に復元されていた首里城(那覇市)全焼の衝撃に続いて、世界文化遺産登録・白川郷(岐阜県白川村)近くで物置小屋と配電設備小屋が全焼するなど、文化財等の防火体制・対策が大きな課題として急浮上している……


 本紙は11月2日付け「広域同時多発水害に どう備えるか」でカット図版で国土地理院資料「利根川水系(鹿島川・高崎川)佐倉市周辺の浸水推定段彩図」を取り上げたが、この「浸水推定段彩図」がその後、避難の判断や救助にも役立つと、関係各方面やマスメディアで話題だ……

 温暖化、異常気象の影響のもと、近年は、2018年1月の首都圏での大雪や2月の北陸地方での大雪など、集中的・記録的な降雪が発生し、大規模な車両渋滞・滞留を引き起こすなど、社会活動への影響が問題となっている。気象庁はこの状況を踏まえ、11月13日16時から、現在の積雪・降雪の分布を推定する「新しい雪の情報」の提供を開始した……

 想定される首都直下地震が発生。東京は、日本は、どうなってしまうのか……NHKが“総力をあげて”放送する「体感 首都直下地震ウイーク」が12月1日から始まる。
 NHKスペシャル計7本を集中編成するだけではなく、各時間帯のニュースや「あさイチ」「ごごナマ」などの番組も参加、デジタルサービス、イベント展開を交えながら、M7.3の大地震に襲われた首都の姿を体感し、防災・減災の必要性を「自分ごと」としてとらえてもらうことをめざすという……