八重洲地下街のデジタルサイネージ

八重洲地下街、京王線新宿駅で始まった 情報提供のデジタル/AI技術導入
 情報提供は新たなステージへ

 台風による運休計画や事故による運休など、このところ鉄道などの公共交通機関の利用者向け情報提供をめぐる話題が多いなか、先ごろ、東京都内の鉄道駅での災害情報や利用提供をめぐる情報サービス開設のニュースが続いた。

 そのうちひとつは、東京駅八重洲地下街「メイン・アベニュー」に設置された52面のデジタルサイネージ、および3面マルチディスプレイを使用した、緊急地震速報や防災メールに連動した災害関連情報の自動配信開始のニュースだ。大型のデジタルサイネージを活用することで広いエリアからの視認が可能なだけでなく、緊急地震速報等が自動表示されるため、地下街利用者に迅速に情報を提供することができる。地下商業施設への災害関連情報の自動配信は、日本初の取組みだという。

八重洲地下街での防災訓練
八重洲地下街での防災訓練

 クラウド型配信システム「CloudExa」を導入したサイネージ、ディスプレイを設置したのは株式会社クラウドポイントで、日本無線株式会社(JRC日本無線)の情報混合表示システム「Alertmarker+」(アラートマーカー)を組み合わせた。「CloudExa」は、専用の配信管理アプリケーションを介してインターネット上に設けられたCloudExaサーバにアクセスし、映像素材のアップロードや放映スケジュールの編成、放映端末への遠隔配信、監視操作が行えるデジタルサイネージシステム。
 いっぽう「Alertmarker+」は、本来の映像を妨げることなく、災害関連情報などを視覚配信し、緊急地震速報や防災メール、災害時の支援情報等をデジタルサイネージにより提供する。また自動連携により施設管理者など情報発信者の業務負担軽減を同時に実現する。

 今回開始した情報配信は、去る9月2日に行われた「八重洲地下街総合防災訓練」でも使用され、その有用性が確認されたという。
>>クラウドポイント:日本初、地下商業施設デジタルサイネージに災害関連情報配信

 いっぽう、京王電鉄・京王線新宿駅で9月18日から、音声対話型AI搭載「駅案内ロボット」の試験運用が始まる。これはオムロンソーシアルソリューションズ株式会社(以下、OSS)が訪日外国人に対する案内業務の自動化ニーズに対応して開発した「自動言語識別機能」を搭載した“ロボット”で、日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で案内対応する際に、利用者が画面上で手動で使用言語を選択する必要はなく、話しかけた言語を自動で識別する。

AI搭載「駅案内ロボット」の京王線新宿駅における設置イメージ

 OSSでは新宿駅での試験運用を通じて、音声認識や外国語応対に対する知見を得て、「駅案内ロボット」による案内業務のさらなる機能強化に取り組むとしている。
>>オムロン:音声対話型AI搭載「駅案内ロボット」の試験運用

〈2019. 09. 17. by Bosai Plus

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