災害種別や発生時期・分布状況をとりまとめ、地図上で簡単に表示
国土交通省が運営する「不動産情報ライブラリ」は、不動産に関する多様なオープンデータを利用者のニーズに応じて地図上で重ね合わせて表示するほか、API(アプリをつなぐインターフェイス)配信により民間事業者等とのシステム連携を可能としたサービスで、2024年4月から開設している(以前は「土地総合情報システム」の名称)。

「不動産情報ライブラリ」の主な掲載情報は、地価公示、都道府県地価調査、不動産取引価格情報、成約価格情報のほか、周辺施設等(学校、小・中学校区、市町村役場等、医療機関、福祉施設など)、また防災関連では、洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域等、津波浸水想定など、都市計画では、用途地域、防火・準防火地域、立地適正化区域など、そのほか、将来推計人口(500mメッシュ;2050年まで(5年間隔))などとなっている。
同サービスは円滑な不動産取引の促進や新たなサービス創出に活用されているが、昨年末、このライブラリに「災害履歴」のデータが新たに掲載され、過去に発生した災害について、災害種別や発生時期・分布状況をとりまとめ、地図上で簡単に表示できるようにするとともに、APIでの提供も開始した。また、利便性向上の新機能として、地価公示・都道府県地価調査地点のGoogleマップ閲覧を容易に可能とするための連携を開始した。

1.「災害履歴」データの新規追加
国土調査の一環として実施している土地分類基本調査(土地履歴調査)の成果である「災害履歴図」のうち、水害・土砂災害・地震災害について、より便利に幅広く利用できるように、不動産情報ライブラリに「災害履歴」として掲載を開始。Webの地図上で簡単に表示し、地価公示、都市計画、防災情報(ハザードマップ)など多様なデータと重ね合わせて利用することが可能。APIでのデータ提供も行うことで、官民のシステム・サービスでの活用がしやすくなっている。
*災害履歴図:国土調査の一環として実施する土地分類基本調査(土地履歴調査)のうち災害履歴の分布状況や災害種別・発生時期等をとりまとめた情報
2.利便性向上のための機能追加 〜地価公示地点等のGoogleマップ閲覧を容易に〜
地価公示・都道府県地価調査の詳細画面から、その地点のGoogleマップを簡単に閲覧できるようにしたことで、ユーザーの利便性を向上。

国土交通省:「不動産情報ライブラリ」 「災害履歴」データ機能を追加
〈2026. 01. 17. by Bosai Plus〉
